水中ビデオハウジング ビクターマリンケースWR-MG250の紹介 制作:向原貴志
水中ビデオハウジングビクターWRーMG250 |
2002年から使用してきた水中ビデオカメラVX-PC101 がハイビジョンに対応していなかったので、このたびハイビジョンに対応したビデオカメラ用のハウジング「ビクターマリンケースWR-MG250」を「キュウワン」で¥28.850で購入しました。 水中ビデオハウジングビクターWRーMG250 |
ハウジングは新品が見つかりましたがビデオカメラは新品が見つからなかったのでネットで中古品を探しました。JVCケンウッドビクター60GBハードディスクムービーレッドGZ-HD300−Rを「メディアフロント」で¥38.050で購入。フルハイビジョン対応です。故障、欠品等はなかったのですが、キズはやや多めで、液晶モニターの部分に「ぐらつき」がありました。水没した時のためにもう1台を新宿の中古販売店「じゃんぱら」で¥18.000で購入しましたが、そちらの方が程度が良くて、新品同様で使用感も全くありませんでした。 | |
LE550−W とLE700−W ダブルライトホルダーとZジョイント |
INONの水中ライトLE550−W LEDライトは¥16.740で購入し2012年から使用していましたが、今回2灯式にするためLE700−W LEDライトを¥14.914で、また、2灯式にするためINON Zジョイントを¥1.333で、ダブルライトホルダーを¥1.796で「SONIA」で購入。 送料その他で¥19.093でした。 |
デジタルワイドコンバージョンレンズEpoque mod.DCL-20 以前使用していた水中ビデオハウジングではビデオカメラに直接ワイドコンバージョンレンズを着けて撮影していましたが、今回購入したハウジングは外付けになります。 EpoqueのワイドコンバージョンレンズDCL―20−67R「20mm相当」を「SONIA」で¥23.620で購入。 ケースとレンズカバー×2が付属していました。インシュロックのビス止め用固定穴がタイヘッドに付いている物で脱落防止用のひもを利用できるように改造。回転させることも容易になります。 |
EpoqueのワイドコンバージョンレンズDCL―20−67R用のフィルター「シアン」を「SONIA」で¥7.586で購入。レンズと込みで送料その他で¥32.781 ビデオハウジングビクターWRーMG250 mod.DCL-20のメーカーの説明 デジタルフォトワイド撮影に適したデジタルワイドコンバージョンレンズ。 耐水圧:60m レンズ構成:4群5枚 サイズ:99.4mm(外径)×59.5mm(全長) 重量:650g(陸上) 400g(水中) 付属品:レンズキャップ・キャリーポーチ・シリコングリス |
本体右側のグリップ部分(ノーマル状態) 水中ビデオハウジングビクターWRーMG250 水中で片手で保持できるようにハンドストラップグリップベルトを自作しました。また、グリップ下部にリストランヤードを取り付けられるようにインシュロックを取り付けました。 リストランヤードは以前から使用しているハンドメイドの物です。15年ほど使用しています。 |
ハウジング購入時に付属していたメンテナンスキット。結構充実しています。ケースもおしゃれです。 以前使用していたビデオハウジングsea&seaのビデオハウジングVXーPC101の時から使用している、フレキシブルライトアームです。購入時¥10.000でした。セッティングも簡単です。 |
VXーPC101の時から使用しているハウジングガード(下側のU字の金属)を、グリップを取り付ける底の板に取り付けられるように4mmの穴を2か所開けM4×20のステンキャップで取り付けられように加工しました。 しかし、ワイドコンバージョンレンズを取り付けるとフロントヘビーになり2本のねじの部分に荷重が集中するので、強度不足を補うためにカーボンファイバーの板で補強しました。 ベースの左側にあるウエイト取り付け用と思われる穴を利用して「ゴム足」を取り付けました。「座り」が向上しました。 左グリップ上部にsea&seaのブラケットシュー¥1.620を取り付けるためにM3.2の穴あけ後M4のタップ加工をして取り付けました。 |
水槽で水中バランスを試したところワイコンの重量「 650g(陸上) 400g(水中)」が重めなので、水中でもフロントヘビーになってしまいます。レンズ部分を少し持ち上げる効果を考えて「ビニ― 水中フロートT型 2T-5」を「海の写真屋さん」にて3個で¥3.888で購入。自重30g浮力59.5gなので59.5×3=178.5なので水中重量が45%ほど軽減できる計算です。 ワイドコンバージョンレンズDCL―20−67R に取り付けたところ。裏側から。 ワイドコンバージョンレンズDCL―20−67R に取り付けたところ。表側から。 レンズに取り付けたところ。水中で取り外す必要(ビデオハウジングのレンズ部分とワイコンのビデオ側に付いた気泡を掃う)があるので回転できるように考慮しました。「ロック式」ではなくて「ねじ込み式」なので水中での脱着が大変そうです。 水中ビデオハウジングビクターWRーMG250 DCL-20-67R 水中ビデオハウジングビクターWRーMG250水中フロートT型 2T-5 |
ワイドコンバージョンレンズに「ビニー水中フロートT型 2T-5」を3つ取り付けましたが、フロントヘビーな状態は完全には解消されませんでしたので、水中ライトの部分にもう2つ取り付けることにしました。 前回利用した「海の写真屋さん」にて2個で¥2.376で購入。 |
上から見たところ。 INON L700-W LEDライト 水中ビデオハウジングビクターWRーMG250 下から見たところ。 INON L700-W LEDライト 水中ビデオハウジングビクターWRーMG250 INONの水中ライトLE550−W LEDライトを購入したときに付属していたハンドストラップを利用して取り付けました。電池ボックス部分に水平に取り付けようと思いましたがスイッチの部分と干渉してしまうため前部に縦方向に取り付けましたが思いのほかぴったりとはまりました。INON L700-WLEDライト 水中ビデオハウジングビクターWRーMG250 |
ハウジングへのセッティングです。台座の下に乾燥材を固定して台座をビデオカメラ本体にねじ止めします。ハウジングには押し込む感じでセットします。 | 3か所のロックをパチンと閉めれば完了。 |
ハウジング本体の後部です。大型バッテリーが使用できるように後部が出っ張っているのがわかると思います。長時間録画できるように大型のバッテリーBN-VF823の2個セットと充電器で¥4.890 microSDHCカード32Gを¥3.950で「Amazon」にて購入。 計 ¥8.840 水中ビデオハウジングビクターWRーMG250WRー ハウジング、ビデオカメラ本体、ワイドコンバージョンレンズ、フィルター、その他で計¥178.618でした。G250 |
後部から撮影 水中ビデオカメラWRーMG250 |
右側から撮影 INON L700-W LEDライト 水中ビデオハウジングビクターWRーMG250 水中ビデオハウジングWRーMG250 後部から撮影 INON L700-W LEDライト 水中ビデオハウジングビクターWRーMG250 |
ライト部分の近影 INON L700-W LEDライト 水中ビデオハウジングビクターWRーMG250 水中ビデオハウジングWRーMG250 前面から撮影 INON L700-W LEDライト 水中ビデオハウジングビクターWRーG250 |
以上のように水中ビデオハウジングをセッティングして2014年7月21,22日に沖縄で4本だけですが撮影してきました。その結果を受けて改造した部分の紹介をいたします。水中ビデオカメラ
撮影した一例:https://www.youtube.com/watch?v=FWy-l3FAgAQ
液晶モニターの部分に粘着付きのウレタンシートで被いをつけて視認性を向上させました。暗い所はもちろん明るい所でのモニターの「見やすさ」がかなり向上しました。液晶モニター部分 |
ハウジングのモニター側上部と蓋側にウレタンシートを張り付けました。 |
ワイドコンバージョンレンズの脱落防止用ストラップに熱収縮チューブを被せて滑りをよくして、そこにフィルタの脱落防止用ストラップをOリングで取り付けて簡素化しました。 苦労した水中フロートに関しては、撮影に使用した結果、取り外してしまいました。・・・(+_+) 思いのほかワイコンとフィルターに気泡が付いてしまって、潜水開始直後にワイコンを取外してレンズの両側に付いた気泡を指で拭ってから取り付け、そののちフィルターの両面の気泡を指で拭って・・・・という作業の時に水中フロートが邪魔になってしまい、一連の作業に支障をきたすことが分かったので、「カメラの重量<作業の簡素化」という関係が成り立ってしまいました。 カメラの重量対策は「重いのを我慢する」という方法で対処、つまり「あきらめる」ことにしました。 もう一点は以前使用していたハウジングではハンドキャリヤが利用できたのですが、このハウジングではハンドキャリヤを取り付ける場所がありませんので、フレキシブルアームをハンドキャリヤも兼ねることができるように、フレキシブルアームに取り付けたINONのライトとハウジングの下部を「紐」で繋げることによってアーム部分を持ってハウジングを持ち上げることができるように改造しました。ライティングにはこだわりはないので支障は有りません。(右の写真) |
後方から |
前方から水中ビデオハウジングビクターWRーMG250 |
その後、細部の変更を経て最終的に以下の写真のようになりました。 |
さらに、その後、フィルターを外しての撮影中にフィルターが映り込むのを避けるため、未使用時にアーム側に引き込むようにスプリングを取り付けました。細部の変更を経て最終的に以下の写真のようになりました。
スプリングを取り付けましたが、陸上での撮影時にスプリングを取り付けたフィルターが、ぶら下がって邪魔になってしまうので、ネオジム磁石を利用してアームに取り付けられるように改良しました。細部の変更を経て最終的に以下の写真のようになりました。
ハウジングの内側のウレタンを張り付けた部分です。 本体側も遮光しています。
液晶画面側も全体に遮光用のウレタンを利用したところ、視認性が格段とアップしました。 シリカゲルは作動部分を避けて多めに入れています。
アーム側には家にあったボードに張り付けるタイプのマグネットにドリルで穴を4か所開けて結束バンドで取り付けました。
フィルター側にはOリングに小型の円柱状のネオジム磁石(古くなって使わなくなったプリンターのカバーを固定する部分から取り外したもの。)を熱収縮チューブを利用して取り付けました。
磁石同士が張り付いて、ぶら下がっている状態です。かなりゆすっても外れません。
Amazonで購入した「【48199】ハンドストラップグリップストラップカメラグリップベルト手首を完全固定!Canon/Nikon/Pentax/Sony/Panasonic一眼レフカメラ用 」を表裏に取り付けて。ダイビングコンピューターを取り付けられるようにしました。何と¥199でした。
ダイビングコンピューターは文字が大きいもの(老眼で見づらくなったので。)を買い足して2個併用するようにしました。
sea&seaのビデオハウジングVXーPC101の時から15年間使用している、フレキシブルライトアームが壊れた場合のことを考えて(製造終了なので)ヤフオクで探していたところ偶然にもVXーPC101とフレキシブルライトアームのセットが出品されていたので入札しましたが¥5,000程度と踏んでいたところ¥5,500を超えてしまったので断念しました。数日後VXーPC350とsea&seaの水中ライトLX−55(以前使用していましたが重すぎて使いづらい。)のセットが¥5,000で出品されていました。どちらにも興味がなかったのですが、充電器の下に小さくFisheyeのアームセットが写って居たので(下の写真)問い合わせたところ、付属しているとのことなので¥5,000で入札したところ他に入札者がいなかったので落札できました。(多分、写真に小さく映っていたのでアーム部分に気付かなかった方が多かったのだと思われます。)手元に届いて確認したところ、アーム類は使った形跡がありませんでした。汚れ、さび等一切なくきれいな状態でした。良い買い物ができました。
値段を調べたところmic21価格で、YSアダプターとTスライドベースが¥3,111 ウルトラライトアームが¥6,318 クランプが¥4,083×2で合計¥20,706でした。
下の写真が落札できなかったsea&seaのビデオハウジングVXーPC101とペリカンケース、LX-25のセットの内容と説明文
下の写真が落札したsea&seaのビデオハウジングVXーPC350とFisheyeのアーム、LX-55のセットの内容と説明文
↑この写真を見て入札しました。
Fisheyeのアームセットを組み込んでみました。 ウルトラライトアームとクランプの部分。
フィルターをFisheyeのアームにつける部分にはDAISOのマグネットを5枚重ねて(大2枚の間に小3枚を重ねました。)利用しました。加工は必要ありませんでした。
Fisheyeのアームセット ウルトラライトアームの格子の部分にピタリとはまりました。外すのにはかなりの力が必要です。
Fisheyeのアームセット Tスライドベースで左側のグリップと接続しています。 磁石でカラーフィルターをぶら下げています。かなり強力。
Fisheyeのアームセットは作りがしっかりしていて信頼がおけそうですが、かなりの重量になりました。中ビデオカメラ水中ビデオカメラ水中ビデオカメラ
ケラマでビデオ撮影中:https://www.youtube.com/watch?v=pZu497lKLd4ケラマダイビングポイントマップケラマダイビングポイントマップ